三輪の檜原(読み)みわのひばら

日本歴史地名大系 「三輪の檜原」の解説

三輪の檜原
みわのひばら

三輪山の西北部に舌状に突出た台地で、北は巻向まきむく川、南は玄賓げんぴん谷により限られる。標高一一〇―一三〇メートル。明治初年の廃仏毀釈や旧神官の世襲廃止の際、大神おおみわ神社の神官や社僧が神地の割譲を受け開墾して畑地としたことから、禰宜町ねぎまち台地ともよばれる。三輪山の裾にあたる台地東端には檜原神社が鎮座する。「日本書紀」崇神天皇六年の条に「是より先に、天照大神・倭大国魂、二の神を、天皇の大殿の内に並祭る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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