三遊亭一朝(読み)サンユウテイ イッチョウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「三遊亭一朝」の解説

三遊亭 一朝
サンユウテイ イッチョウ


職業
落語家

本名
倉片 省吾

別名
初名=三遊亭 勢朝,前名=橘家 円蔵(3代目),三遊亭 小円朝(初代),三遊亭 円楽(2代目)

生年月日
弘化4年

出生地
武蔵所沢(埼玉県)

経歴
名主の家に生まれる。八王子の砂糖屋に奉公後、19歳で江戸に出て親戚の赤坂・鳶頭の口利きで初代三遊亭円朝に弟子入りし勢朝(清朝とも)を名乗る。明治の初期に3代目橘家円蔵、初代三遊亭小円朝などを経て、17年頃2代目三遊亭円楽と改名。大正8年二三蔵(のちの8代目林家正蔵)に円楽を譲り隠居名の三遊亭一朝と称す。円朝の噺を後進に伝えた。

没年月日
昭和5年 11月17日 (1930年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「三遊亭一朝」の解説

三遊亭 一朝
サンユウテイ イッチョウ

明治〜昭和期の落語家



生年
弘化4年(1847年)

没年
昭和5(1930)年11月17日

出生地
武蔵国所沢(埼玉県)

本名
倉片 省吾

別名
初名=三遊亭 勢朝,前名=橘家 円蔵(3代目),三遊亭 小円朝(1代目),三遊亭 円楽(2代目)

経歴
名主の家に生まれる。八王子の砂糖屋に奉公後、19歳で江戸に出て親戚の赤坂・鳶頭の口利きで初代三遊亭円朝に弟子入りし勢朝(清朝とも)を名乗る。明治の初期に3代目橘家円蔵、初代三遊亭小円朝などを経て、17年頃2代目三遊亭円楽と改名。大正8年二三蔵(のちの8代目林家正蔵)に円楽を譲り隠居名の三遊亭一朝と称す。円朝の噺を後進に伝えた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三遊亭一朝」の解説

三遊亭一朝 さんゆうてい-いっちょう

1847-1930 明治-大正時代の落語家。
弘化(こうか)4年生まれ。初代三遊亭円朝に入門,3代橘家円蔵,三遊亭小円朝などをへて2代三遊亭円楽となる。大正8年のちの8代林家正蔵に円楽をゆずり,三遊亭一朝を名のる。円朝の噺(はなし)を後進につたえた。昭和5年11月17日死去。84歳。武蔵(むさし)所沢(埼玉県)出身本名は倉片省吾。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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