三鳥派(読み)サンチョウハ

デジタル大辞泉 「三鳥派」の意味・読み・例文・類語

さんちょう‐は〔サンテウ‐〕【三鳥派】

日蓮宗富士派の一分派。寛文年間(1661~1673)に三鳥日秀が唱えたが、邪宗として禁圧された。

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精選版 日本国語大辞典 「三鳥派」の意味・読み・例文・類語

さんちょう‐はサンテウ‥【三鳥派・三超派・三長チャウ派】

  1. 〘 名詞 〙 日蓮宗富士派の一分派。日蓮と日便との像を本尊とするもの。江戸時代、寛文(一六六一‐七三)の頃、三鳥院日秀が唱え、邪宗として日秀とその一類が処刑された後も、これを継承するものがでて、その度ごとに処刑された一派。三鳥。
    1. [初出の実例]「遠島〈略〉此もの、御法度之三鳥派宗門を相たもち、百姓共を勧、不届に付、如斯」(出典:徳川禁令考‐後集・第三・巻二三・元文四年(1739)正月)

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