上伊勢畑村(読み)かみいせはたむら

日本歴史地名大系 「上伊勢畑村」の解説

上伊勢畑村
かみいせはたむら

[現在地名]御前山村上伊勢畑

那珂川右岸に位置し、沿岸にわずかに平地があるほかはおおむね山地の村。西の下野国との境に近く片倉かたくら山がある。檜山ひやま川が南の檜山村との境を流れ、村の東部で那珂川に注ぐ。那珂川に沿って水戸より茂木もてぎ(現栃木県芳賀郡)烏山からすやま(同那須郡)方面への街道が通る。弘安四年(一二八一)の佐竹義篤譲状(秋田県立図書館蔵)に「大炊助義躬分小場氏」として「常陸国那珂西伊勢畑郷」とみえ、文禄五年(一五九六)の御蔵江納帳(同館蔵)に「上伊勢畑村」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android