上新屋村(読み)かみあらやむら

日本歴史地名大系 「上新屋村」の解説

上新屋村
かみあらやむら

[現在地名]浜松市上新屋町

丸塚まるづか村の北に位置。東は天王田面てんのうとうもとよばれた広大な水田を挟み天王村。北は中田なかだ村、西は敷知ふち早出そうで村。松平忠頼領郷村帳に上あらや村とみえ、高二二三石余、田一二町一反余・畑一三町六反余。領主変遷西にし村と同じ。延宝(一六七三―八一)頃の青山氏領分絵図では高二二七石余、百姓林五畝余。同五年の浜松町村家数高間尺帳では家数三四、うち役家二三。享保四年(一七一九)の国領組諸色覚帳(岡部家文書)には家数四二、本百姓三二・水呑百姓一〇、人数三一二、馬七。


上新屋村
かみあらやむら

[現在地名]豊田町上新屋

上新居かみあらい村とよばれることもあった(事実証談)。天竜川下流左岸、池田いけだ村の東にあり、西之島にしのしま村から分村したとの伝えがある。東西に本坂通が通る。正保郷帳に村名がみえ、幕府領、田方一三五石余・畑方四二石余、天白領一石・西林寺領一石。元禄郷帳では高二二二石余。国立史料館本元禄郷帳によると幕府領と旗本渡辺領、享保郷帳では旗本渡辺・同近藤領、旧高旧領取調帳によると渡辺領と幕府領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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