日本歴史地名大系 「上日野沢村」の解説 上日野沢村かみひのざわむら 埼玉県:秩父郡皆野町上日野沢村[現在地名]皆野町上日野沢城峯(じようみね)山の南東に位置し、東は下日野沢村、西は石間(いさま)村(現吉田町)、南は久長(ひさなが)村・阿熊(あぐま)村(現同上)、北は城峯山の尾根を境に矢納(やのう)村(現神泉村)。村の北方門平(かどたいら)に端を発する日野沢川が貫流する。古くは下日野沢村と一村で、日野沢村と称していたが、元禄郷帳作成時までに二村となったと考えられる。初め幕府領、明和二年(一七六五)旗本松平領となる。元禄郷帳に村名がみえ、高二一二石余。天明四年(一七八四)の秩父一郡村々斛高覚(太幡家文書)では高二一三石余。「風土記稿」によれば、家数一五〇、耕地は畑のみで、そのうち四分の一は焼畑であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報