朝日日本歴史人物事典 「上杉憲基」の解説
上杉憲基
生年:明徳3/元中9(1392)
室町時代の武将。関東管領。憲定の子。安房守。応永19(1412)年に父憲定が死去すると21歳で山内上杉氏の当主となり,上野・伊豆の守護職も継承。同22年には関東管領となり武蔵守護を兼ねる。翌23年に犬懸上杉氏憲(禅秀)が鎌倉でクーデタを起こすと,公方足利持氏を保護して氏憲と戦い,敗れて越後に逃れた。その後越後から鎌倉に攻め入り,24年には氏憲を滅ぼして管領に復帰。その翌年,27歳の若さで死去した。
(山田邦明)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報