日本歴史地名大系 「上瀬黒村」の解説 上瀬黒村かみせぐろむら 長野県:松本市寿地区上瀬黒村[現在地名]松本市寿 上瀬黒中山丘陵の西麓に発達し、牛伏(うしぶせ)川が村の中央を流れる。元和三年(一六一七)諏訪高島藩領に属し、正保四年(一六四七)の検地から上・下二村に分れ、上瀬黒村は四二六石三斗七升八合八勺。寛文一二年(一六七二)諏訪家分家諏訪頼蔭領に入った。元禄一五年(一七〇二)には一一二石二斗八升と減じているが、牛伏川の水害による。米沢(こべさわ)神社のある上の方に竜王の地名があり、中世の瀬黒氏の要害城である瀬黒山城跡が残る。本城の平は東西二〇間、南北一〇間、築城の年次は不明である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by