上片町
かみかたまち
[現在地名]姫路市上片町・博労町
姫路城南西の福中門から車門の間に位置する町人町。船場川西岸沿いの南北の町筋で西は米田町。町名は通りの西の片側に民家の並ぶ町であったことによる。元和年間(一六一五―二四)の同川改修前後に町が形成されたと考えられる。慶安二年―寛文七年(一六四九―六七)の侍屋敷新絵図では車門西前辺りを「せんは」(船場)片町といい、同川に沿って船場片町の北は「川の片町」、南は「せんは町」となっている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 