日本歴史地名大系 「上田宿」の解説
上田宿
うえだしゆく
[現在地名]上田市中央二丁目・三丁目
上田城下町は、東西に貫通する北国脇往還の宿場であった。宿の成立は隣宿
元和二年(一六一六)藩主真田信之から町奉行への申書に、
<資料は省略されています>
とあり(金井文書)、更に海野町伝馬役に五ヵ条の定書(原文書)を出しているので、この頃には宿場として相当に整っていた。宿の範囲は享和三年(一八〇三)二月、幕府への届書に「上田宿、海野町、原町、横町、柳町、田町、鍛冶町、紺屋町右之通相違無御座候」とある町々である(上田小県誌)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報