上田直次(読み)ウエダ ナオジ

20世紀日本人名事典 「上田直次」の解説

上田 直次
ウエダ ナオジ

明治〜昭和期の彫刻家



生年
明治13(1880)年

没年
昭和28(1953)年2月21日

出生地
広島県

学歴〔年〕
太平洋美術学校

経歴
明治39年上京、木彫山崎朝雲に、塑像朝倉文夫師事、44年第5回文展に「労働者の妻」が初入選。昭和4年第11回帝展で「山羊親子」が特選宮内省買い上げとなった。5年無鑑査晩年仏像の制作を続け、中央の美術展には出品しなかった。また広島県美術展彫刻部の発展に尽くした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上田直次」の解説

上田直次 うえだ-なおじ

1880-1953 明治-昭和時代の彫刻家。
明治13年1月23日生まれ。39年から太平洋画会研究所でまなぶ。さらに山崎朝雲,朝倉文夫に師事。昭和5年帝展で「山羊の親子」が特選,宮内省買い上げとなり,以後無鑑査。戦後,故郷広島県にかえり,晩年は仏像を制作した。昭和28年2月21日死去。73歳。作品ほかに「労働者の妻」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android