上西門(読み)ジョウサイモン

デジタル大辞泉 「上西門」の意味・読み・例文・類語

じょうさい‐もん〔ジヤウサイ‐〕【上西門】

平安京大内裏外郭門の一。西面し、殷富門いんぷもんの北にあり、上東門に対する。築地ついじを切り抜いただけで屋根がない。

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精選版 日本国語大辞典 「上西門」の意味・読み・例文・類語

じょうさい‐もんジャウサイ‥【上西門】

  1. ( 古くは「しょうさいもん」とも ) 平安京大内裏の門の一つ。殷富(いんぷ)門の北にあって西面し、上東門と相対する。平安宮平城宮より南北径が二町延びたため、十二門ほかに上東・上西の二門が設けられた。築地(ついじ)を切り抜いただけのもので、屋根がない。土御門(つちみかど)
    1. [初出の実例]「上西門の前にて、北野の方をふしをがませ給て」(出典:平治物語(1220頃か)上)

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