上近豊(読み)うえちかとよ

精選版 日本国語大辞典 「上近豊」の意味・読み・例文・類語

うえ‐ちかとよ【上近豊】

  1. 江戸中期の京都楽人横笛狛笛左舞主業とする上氏の出で、笛の名手といわれた。霊元天皇の笛の師。元和七~元祿五年(一六二一‐九二

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上近豊」の解説

上近豊 うえ-ちかとよ

1621-1692 江戸時代前期の雅楽家。
元和(げんな)7年生まれ。上近直の子。霊元天皇の笛の師範。家につたわる名笛錫杖丸を天皇に献じ,かわりに黄金100両をさずけられて借金返済にあてたという。元禄(げんろく)5年7月2日死去。72歳。

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