上野久徳(読み)ウエノ ヒサノリ

20世紀日本人名事典 「上野久徳」の解説

上野 久徳
ウエノ ヒサノリ

昭和・平成期の弁護士 上野久徳事務所長;三省堂名誉会長。



生年
大正8(1919)年2月14日

没年
平成16(2004)年3月10日

出生地
鹿児島県阿久根市

学歴〔年〕
陸大〔昭和18年〕卒,九州大学法文学部〔昭和25年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲五等〔昭和20年〕

経歴
中国派遣軍参謀(少佐)で終戦。復員後、九州大学を卒業して、昭和26年弁護士を開業破産・更生関係業務に従事。50年破産した三省堂の管財人を引受けて再建、59年東京地裁から“更生終結”の認定を得、同年会長に就任大映、河出書房など20を超える会社の破産更生を手がけ、61年にはやはり経営の悪化した平凡社会長に就任。サンポール会長、湘南工科大学理事も務めた。平成8年三省堂名誉会長に退く。著書に「新版倒産整理と計数管理(改訂版)」「倒産整理と担保権」「新・倒産処理と法的技法」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上野久徳」の解説

上野久徳 うえの-ひさのり

1919-2004 昭和後期-平成時代の弁護士。
大正8年2月14日生まれ。陸軍大学校卒業後,中国派遣軍参謀となる。少佐。戦後,九大を卒業して昭和26年弁護士を開業。会社の破産・更生関係業務に手腕を発揮し,河出書房新社,大映,三省堂,平凡社などの再建にあたった。平成16年3月10日死去。85歳。鹿児島県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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