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計数管理 けいすうかんり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

計数管理
けいすうかんり

計数を用いて経営管理を行うこと。経営管理には,計数管理と人間的管理との2つの柱があるとされている。過去においてはいわゆる勘に頼る経営が多かったが,近代においては計数を用いて科学的に経営し管理することが主張されている。計数とは統計的データとか原価データとかを意味する。統計的品質管理,原価管理,あるいは実験計画法オペレーションズ・リサーチなどは計数管理の代表的なものである。企業のなかでは,典型的にはコントローラー部門によって担当される。

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大辞林 第三版の解説

けいすうかんり【計数管理】

数理統計の手法を用いて大企業の経営活動をとらえ、合理的な経営管理を行うこと。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

計数管理
けいすうかんり

一般には計数(計算・分析して求めた定量的データ)による経営活動の管理をいう。ここで利用される計数には原価や売上高などの会計数値、生産量、在庫量などの物量数値、官庁や各種団体、研究所などによる統計数値などがあるが、計数管理ではこれらの原数値を、分析手法や数学、コンピュータなどの力を借りて、経営における計画や統制の諸活動に役だてることを目的としている。したがって、会計帳簿や会計数値によるコントロールとしての会計管理より広い概念である。しかし、歴史的には会計管理の拡張的発展と考えられ、現在でも商品有高帳による在庫管理など、計数管理の中核は会計管理であるといってよい。この拡張的な発展の主因は、意思決定や業績管理といった経営活動に関する会計データの作成と提供を目的とする管理会計の導入と浸透にある。現代企業における計数管理の導入には、内部統制組織の確立が効果的であると考えられる。なお、計数管理という場合、原単位、比率などの計数そのものを統制する方法を意味することもあるが、これも究極的には経営活動に役だてることを目的とするものである。[東海幹夫]

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