日本歴史地名大系 「上野国御改革組合村高帳」の解説
上野国御改革組合村高帳(御改革組合村高帳)
こうずけのくにごかいかくくみあいむらだかちよう
二巻
写本 高崎市大谷家
解説 前橋藩松平大和守領分を除く一千一〇二ヵ村を三七寄場に区分し、組合村ごとの高・家数を書上げ、内訳として各村ごとに村高と家数を列挙し、村名には領主名を記す。上巻に川俣、館村、小泉、太田、尾島、木崎、本町、桐生、大間々、水沼、二ノ宮、糸井、伊勢崎、玉村、岩鼻、倉賀野、高崎、渋川、白井の一九組合。下巻に新町、吉井、小幡、一ノ宮・七日市、下仁田、本宿、楢原・神原、万場・坂原、板鼻、安中、松井田、大戸、中之条、須川、沼田・榛名、平川、川場・湯原、月夜野の一八組合。宮内庁書陵部蔵の改革組合村名書上(年次不詳)に、嘉永年間から前橋領分を別扱いとした旨の注記があり、また本帳記載の領主名が安政年代前後に集中していることから、同年代頃に岩鼻代官所によって作成されたものと推定される。
活字本 「上毛及上毛人」
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報