上雑仕(読み)ウエゾウシ

デジタル大辞泉 「上雑仕」の意味・読み・例文・類語

うえ‐ぞうし〔うへザフシ〕【上雑仕】

うえのぞうし」に同じ。
「―、わらはべども」〈能因本枕九六

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上雑仕」の意味・読み・例文・類語

うえ‐ぞうしうへザフシ【上雑仕】

  1. 〘 名詞 〙 五節のときや女御(にょうご)入内(じゅだい)のときなどに、臨時宮中におかれる身分の低い女官。雑役使い走りや供の役などを勤めた。上の雑仕雑仕女(ぞうしめ)
    1. [初出の実例]「うへさうし、わらはべとも、いみじき色節と思ひたる、いとことわりなり」(出典:能因本枕(10C終)九六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android