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入内 じゅだい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

入内
じゅだい

後宮が内裏に参入すること。 10~14世紀なかば,皇后には女御 (にょうご) から進む者が多かったため,女御入内はことに盛大に営まれた。のち女御入内の儀は一時廃止されたが,豊臣秀吉が再興し,江戸時代末期まで行われた。

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世界大百科事典 第2版の解説

じゅだい【入内】

后妃が正式に内裏に参入すること。今日の婚姻に当たる。平安時代前期,関白藤原基経の女穏子が醍醐天皇の女御となり,ついで皇后に冊立されて以来,皇后は女御より進む例が多くなるに伴い,女御入内が大婚の儀に相当するようになった。女御入内の時期は,天皇の践祚または元服の年あるいはその翌年を標準とするが,必ずしも特定していない。なおこの儀は南北朝期以降中絶し,後陽成天皇のときに再興されて江戸時代末に及び,1868年(明治1)12月一条美子(昭憲皇太后)が立后の儀に先立って女御入内の儀を行ったのが最後である。

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大辞林 第三版の解説

じゅだい【入内】

( 名 ) スル
〔「だい(内)」は内裏の意〕
皇后・中宮・女御となる女性が正式に宮中に入ること。 → にゅうない(入内)

にゅうない【入内】

奈良・平安時代、外位げいの者が内位に転ずること。例えば、外従五位下から従五位下になること。 → じゅだい(入内)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

入内
じゅだい

后妃が内裏(だいり)に参入すること。ことに平安時代中ごろから女御(にょうご)の地位が高まり、皇后は、女御より昇る例が多くなってからは、女御の入内は事実上天皇の結婚の儀礼となり、盛大な儀式が行われた。1910年(明治43)制定された皇室親族令で、天皇大婚(たいこん)の儀式中、皇后となるべき者すなわち后氏(こうし)の皇居に参入する儀式を后氏入内の儀というのは、平安時代以来の女御入内の儀を参照して定められたものである。[橋本義彦]

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