上餅田遺跡(読み)かみもちだいせき

日本歴史地名大系 「上餅田遺跡」の解説

上餅田遺跡
かみもちだいせき

[現在地名]金ヶ崎町西根 南野中

西根にしね古墳群の北方、六原ろくはら扇状地の金ヶ崎段丘上(標高約六二メートル)にある。調査は昭和四九年(一九七四)―五〇年の二ヵ年にわたって行われ、竪穴住居跡二五棟・溝四条などの遺構が検出された。竪穴住居跡の形状は隅丸方形が主体で長方形のものもある。時期は古墳末期・奈良時代・平安時代に分れ、古墳・奈良時代の住居跡は二一棟、平安時代四棟である。古墳時代の住居跡は竈が北方向を示し、壁長一辺七―八メートル一棟、五―六メートル二棟、四―五メートル一棟。柱穴はいずれも四―五個認められる。出土遺物土師器の坏・高坏・甑・広口壺・球胴甕、土製紡錘車、砥石など。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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