西根古墳群(読み)にしねこふんぐん

日本歴史地名大系 「西根古墳群」の解説

西根古墳群
にしねこふんぐん

[現在地名]金ヶ崎町西根 縦街道

鳥海とのみ遺跡の北側、金ヶ崎段丘上にある円墳で、昭和三四年(一九五九)の調査時には四基が残存していた。この時の調査は大型二基が対象とされ、形状方形で積石古墳とされた。出土遺物はなかった。同五三年・五四年に先の二基と小規模古墳二基の発掘調査が行われ、四基とも円墳であることが確認された。さらに周辺部の調査も行われ、古墳周湟部一七基、平安時代の竪穴住居跡二棟・竪穴住居跡状遺構三棟・堀跡一条・溝跡八条・土壙二二基が検出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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