日本歴史地名大系 「上龍花村」の解説 上龍花村かみりゆうげむら 滋賀県:大津市北部地域上龍花村[現在地名]大津市伊香立上龍華町(いかだちかみりゆうげちよう)下龍花村の北西にあり、和邇(わに)川が流れる。古来より下龍花とともに龍花・龍華などとみえ、近世には西の途中(とちゆう)村も合せ龍花三ヵ村のうち。慶長六年(一六〇一)より幕末まで膳所藩領として推移、元禄郷帳には上龍花村三一七石余とあり、村高にも変化はない。寛政一一年(一七九九)下龍花、和邇中(わになか)(現滋賀郡志賀町)など和邇川の下流五ヵ村とともに上流の途中村を相手に京都町奉行所に訴状を出しているが、これは途中村が新田開発に際し井溝を掘り、川下への水をふさいだためで、のち和談が成立している(西村文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by