下原町村(読み)しもはらまちむら

日本歴史地名大系 「下原町村」の解説

下原町村
しもはらまちむら

[現在地名]金山町下原町

飛騨川西岸にあり、西はわたり村、東の対岸中津原なかつはら村。川沿いに飛騨街道が通る。天正一四年(一五八六)金森長近により、濃飛国境の要地である当地に下原旅館が設けられたといわれ、これが近世飛騨街道の馬継場下原宿の始まりとされる。慶長一〇年(一六〇五)の飛騨国郷帳には麻生あそう郷として下原村がみえ、高七一石余ですべて畑、物成二二石余。同一八年の郷帳では高一四七石。元禄検地反歩帳では下原郷の下原町村とあり、高六九石余、田一〇町二反余・茶畑一町余。「飛騨国中案内」によれば免二割四分七厘余、家数五七、うち百姓三六・御役屋敷守一・御蔵守一・地借り一・借屋一・門屋一七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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