下川原焼土人形(読み)したかわらやきつちにんぎょう

事典 日本の地域ブランド・名産品 「下川原焼土人形」の解説

下川原焼土人形[人形・玩具]
したかわらやきつちにんぎょう

東北地方、青森県の地域ブランド。
弘前市で製作されている。初代・高谷金蔵が、弘前下川原の地に窯をつくり、日用品を焼くかたわら冬に人形玩具を焼いたのが始まり。江戸時代末期には、津軽藩領内の子どもたちの遊び玩具となった。赤土と砂を調合した粘土石膏型枠にはめて形を整え、およそ800度で数時間窯焼き、色付けをして仕上げる。絵付けはすべて手作業でおこなわれるため、同じ物は一つとしてない。鳩笛や干支人形など数百種類の製品がある。青森県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「下川原焼土人形」の解説

下川原焼(したかわらやき)土人形

青森県弘前市周辺を中心に生産される郷土玩具製造起源は江戸時代後期に遡る。粘土を石膏の枠型にはめて人や動物の形をつくり、高温の窯で焼き上げてから彩色したもの。鳩笛が特に有名。県の伝統工芸品に指定

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