下川茂村(読み)しもかわもむら

日本歴史地名大系 「下川茂村」の解説

下川茂村
しもかわもむら

[現在地名]赤泊村下川茂

東は耕地続きで上川茂村、南は赤泊村、西は滝平たきだいら(現羽茂町)、北は下黒山しもくろやま(現真野町)と山続きである。川茂盆地の平地の西半分を中心に周囲の標高二〇〇―四〇〇メートルほどの山々を村域とした。江戸時代赤泊と国仲くになかを結んだ赤泊街道は、徳和とくわ村から当村東部へ出て北部の山地へ上り、梨木なしのき越で豊田とよた(現真野町)へ下りる。また羽茂はもち川沿いに滝平・大崎おおさき両村を通り羽茂本郷はもちほんごう(以上現羽茂町)に至る道も古くから往来があった。元禄七年(一六九四)検地帳(下川茂区有)では田四九町余・畑三〇町五反余。小佐渡では田の面積が畑を上回る数少ない村の一つ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android