下平瀬村(読み)しもひらせむら

日本歴史地名大系 「下平瀬村」の解説

下平瀬村
しもひらせむら

[現在地名]松本市島内 下平瀬

もと平瀬郷、天正検地の際上・下の村に分れた。松本平まつもとだいらでの奈良井ならい川と、あずさ川が合流するところで、特に梓川のつくる氾濫原は広く、川は急に幅を広げ水深は浅くなる。合流点の東岸は、犬飼いぬかい城山(現松本城山)丘陵に続く。

天正検地では四六七石八斗五升と高付けされている。「信府統記」に享保九年(一七二四)当時の石高は六四四石九斗五升六合四勺。寛文年間(一六六一―七三)の水田三三町五段二畝二五歩、畑地一二町五段二畝一九歩。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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