下湧別村(読み)しもゆうべつむら

日本歴史地名大系 「下湧別村」の解説

下湧別村
しもゆうべつむら

明治四三年(一九一〇)から昭和二八年(一九五三)まで存続した自治体。ほぼ現湧別町域にあたる。明治四三年四月紋別郡湧別村から上湧別村が分村し、同時に湧別村が下湧別村と改称して成立。同年の戸口は九四七戸・四千二五八人。大正五年(一九一六)一一月には国鉄湧別線野付牛のつけうし(現北見市)―下湧別間が全通して下湧別駅(のち湧別駅)が開業。漁業も発達して同八年の漁家は九七戸に増加した。農産物ハッカ・麦類・豆類で、同一二年から水稲酪農も普及した。同一四年には農業関連では農家九五八戸、作付面積三千三五七町歩(うちハッカ七九八町歩)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android