下田奉行所跡(読み)しもだぶぎようしよあと

日本歴史地名大系 「下田奉行所跡」の解説

下田奉行所跡
しもだぶぎようしよあと

[現在地名]下田市東中

稲生沢いのうざわ川の左岸に位置する。中村なかむら屋敷とよばれた。嘉永七年(一八五四)に締結された日米和親条約によって開港された下田に三度めの下田奉行が設置された。初め奉行所は下田町の宝福ほうふく寺に置かれたが、安政東海地震による津波の被害から下田町の稲田とうでん寺に移り、その後下田町の北方の当地に決定された。下田奉行の設置とともに下田町・岡方おかがた村・本郷ほんごう村・柿崎かきさき村・須崎すざき村・中村は下田奉行所支配となった(安政二年「中村諸歎願書留」もりおの文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android