中世,荘園において升の大小から生ずる差額米をいう。中世の荘園制社会においては,荘升(容積最大),領主升,下行(げぎよう)升(容積最小)の3種類の升が使用されており,升の計り換えのさいに増分・減分が出るのが常であった。すなわち,荘園から納升で進納された年貢米などが,領主の手元にある升で計りなおされ,それが荘園領主下の各構成員に配分されるのが一般的慣習であったが,そのさい升の大小から計量上の増分・減分が生ずるのは必然であり,その差を交分と呼んだのである。交分という用語は,算用状に多く見られる。中世後期には,年貢収納に立ちあう荘官や地頭などが,計量時の差額を交分米と称して納取することもあった。
執筆者:佐藤 和彦
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…例えば各地の荘園からの年貢米等をそれぞれ異なる量の荘枡で収納した領主は,これを消費にあてるためには,それらより小さな領主枡あるいは下行(げぎよう)枡で統一的に量り直さなければならなかった。このようにして生じた計量上の増加分を,一般に〈延〉,ときには〈交分(きようぶん)〉と称した。そしてこれらは,現地において計量に関与した荘官,代官等の給与にあてられた例もある。…
※「交分」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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