下領八幡宮(読み)しもりようはちまんぐう

日本歴史地名大系 「下領八幡宮」の解説

下領八幡宮
しもりようはちまんぐう

[現在地名]美祢市大嶺町東分 下領

八幡磨能峰やはたうすのみね宮ともいう。祭神は天照大神と蛭子大神で、応神天皇・神功皇后・田心姫命・湍津姫命・市杵島姫命を併祀する。旧県社。

社伝によれば、創建は孝霊天皇の時、磨能峰明神を祀ったという。その後、天照大神ら五神を合祀し、稲六所の明神と称し、穴門(長門)国の総社とし、鎌倉時代に山城石清水いわしみず八幡宮よりの分霊を祀った。「文徳実録」仁寿元年(八五一)一〇月八日条にみえる、従五位下を授位された長門国の四神の一にもあてられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android