下馬杉村(読み)しもますぎむら

日本歴史地名大系 「下馬杉村」の解説

下馬杉村
しもますぎむら

[現在地名]甲南町下馬杉

野川のがわ村の東、浅野あさの川が開く丘陵谷部の平地に位置。北はたき(現甲賀町)。馬杉の地名は、聖徳太子が馬を杉の木につないだことによるという(輿地志略)。中世には一帯馬杉庄が成立していた。江戸時代の領主の変遷は柑子こうじ村と同じ。もとは上馬杉村と合せ馬杉村と称し、寛永石高帳では高一千二三八石余。慶安二年書上では田五三〇石余・畑屋敷二一四石余・永荒川欠五三石余。二名の庄屋が署名しており村が上・下に分れていたことを示す。元禄郷帳には下馬杉村とみえ高五八一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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