下鳥沢宿・上鳥沢宿(読み)しもとりさわしゆく・かみとりさわしゆく

日本歴史地名大系 「下鳥沢宿・上鳥沢宿」の解説

下鳥沢宿・上鳥沢宿
しもとりさわしゆく・かみとりさわしゆく

[現在地名]大月市富浜町鳥沢

鳥沢村内に置かれた甲州道中宿駅。月のうち上一五日を上鳥沢宿、下一五日を下鳥沢宿が勤める合宿で、二宿を合せて鳥沢宿ともよばれた。江戸からの距離は鳥沢村の東部にある下鳥沢宿までが二二里一四町余、西部の上鳥沢宿までは二二里一九町余、両宿の間は約五町三〇間。合宿を一宿とすれば鳥沢宿として江戸から一五宿目、同じく甲斐国に入って五宿目。東の犬目いぬめ宿(現上野原町)からは下鳥沢宿が一里六町一四間、上鳥沢宿が一里一一町四四間、西の猿橋さるはし宿までは下鳥沢宿から三一町四三間、上鳥沢宿から二六町半。両宿ともに宿建人馬二五人・二五疋、うち囲人馬は五人・五疋(宿村大概帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android