不発(読み)フハツ

デジタル大辞泉 「不発」の意味・読み・例文・類語

ふ‐はつ【不発】

弾丸爆薬などが、発射・爆発しないこと。
予定した行動実際にはできずに終わること。「ストライキ不発に終わる」
[類語]散発単発暴発

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不発」の意味・読み・例文・類語

ふ‐はつ【不発】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 弾丸が発射または破裂しないこと。
    1. [初出の実例]「不発ありたるときは、約十五秒時の後三番は照準を点検す」(出典:歩兵操典(1928)第五四八)
  3. 転じて、しようとしていたことが、できないでおわること。また、起こりそうだった事件が、起こらないでおわること。
    1. [初出の実例]「数年前に起こった不発のこの事件に、私は興味をもった」(出典:ある小官僚の抹殺(1958)〈松本清張〉六)

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