不破の関(読み)フワノセキ

デジタル大辞泉 「不破の関」の意味・読み・例文・類語

ふわ‐の‐せき〔ふは‐〕【不破の関】

岐阜県不破郡関ヶ原町にあった関所東山道を押さえる要地にあった。越前愛発あらちの関伊勢鈴鹿すずかの関とともに古代三関の一。[歌枕

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「不破の関」の意味・読み・例文・類語

ふわ【不破】 の 関(せき)

  1. 古代三関の一つ。岐阜県不破郡関ケ原町松尾、大木戸坂の上に関跡がある。古代、東山道を押える要地にあたった。延暦八年(七八九廃止。歌枕。不破の関屋
    1. [初出の実例]「荒し男(を)も 立(た)しや憚る 不破乃世伎(フハノセキ)(く)えてわは行く」(出典万葉集(8C後)二〇・四三七二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android