不老門(読み)ふろうもん

精選版 日本国語大辞典 「不老門」の意味・読み・例文・類語

ふろう‐もん フラウ‥【不老門】

[一] 中国洛陽城門の一つの名。
※和漢朗詠(1018頃)下「長生殿の裏には春秋富めり 不老門の前には日月遅し〈慶滋保胤〉」
[二] 平安京大内裏の豊楽院北面にある大門の名。〔拾芥抄(13‐14C)〕
[三] 近世江戸城の北面にある門や、島原遊郭の大門などをいう。
浮世草子好色二代男(1684)八「不老門の外にて、見物を改め」

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デジタル大辞泉 「不老門」の意味・読み・例文・類語

ふろう‐もん〔フラウ‐〕【不老門】

中国、洛陽の城門の一。
平安京大内裏豊楽院ぶらくいん北門

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「不老門」の解説

不老門
ふろうもん

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
元禄12.1(京・早雲長太夫座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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