与楽村(読み)ようらくむら

日本歴史地名大系 「与楽村」の解説

与楽村
ようらくむら

[現在地名]高取町大字与楽

越智おち谷の東南端に位置。「高市郡古跡略考」には「正保の牒によれば瓔珞とあり、今ヨウラクと唱ふるもゆへなきにあらす」と記し、近世文書にも瓔珞ようらくと書くものがある。現在、善福寺ぜんぷくじ・ソヲズダ・どうまえなど寺院関係の小字が残り、正安三年(一三〇一)一二月、「与楽寺」から春日社の神鏡七面が帰座している(千鳥祐春記)のは「南都年代記」の「正安三年十月廿五日悪党等乱入(中略)若宮御正体十面盗取也」の記事と符合。康正元年(一四五五)の田井兵庫庄御供米注進状(春日神社文書)には「ヨラク七郎名」とある。

文禄四年(一五九五)検地の村高三九〇石、検地奉行石田正澄

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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