世味(読み)セイミ

デジタル大辞泉 「世味」の意味・読み・例文・類語

せい‐み【世味】

世の中の味わい。世間の趣。世情
「―のからきを知っているようで、実は知らなかったから」〈二葉亭其面影

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精選版 日本国語大辞典 「世味」の意味・読み・例文・類語

せい‐み【世味】

  1. 〘 名詞 〙 世間のおもむき。世情。せみ。
    1. [初出の実例]「世味寒酸帰淡薄。只容老鶴野猿知」(出典:鈍鉄集(1331頃)山居)
    2. 「世味(セイミ)の辛きを知ってゐるやうで」(出典:其面影(1906)〈二葉亭四迷〉二一)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐夜泊牛口詩〕

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普及版 字通 「世味」の読み・字形・画数・意味

【世味】せいみ

人の世の情味。唐・韓〔爽に示す〕詩 人生、但(た)だ此(かく)の如し 其れ實(まこと)に亦たれむべし 吾(われ)老いて、世味し 因循(いんじゆん)して、留することを致す

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