デジタル大辞泉 「情味」の意味・読み・例文・類語 じょう‐み〔ジヤウ‐〕【情味】 1 物のおもむき・おもしろみ。情趣。「情味豊かな夏祭り」2 やさしい心遣い。人間らしいあたたかみ。人情味。「情味のあるもてなし」「情味に欠ける人」[類語](1)情緒・情趣・興趣・滋味/(2)愛情・愛着・人情味・人間味・情け・情じょう・情合い・情愛・人情・温情・恩情・厚情・思いやり・いつくしみ・慈愛・仁愛・仁恵・仁慈・仁心・仁じん・慈悲・憐あわれみ・哀憐・同情・人らしい・人間臭い・人間的・人間らしい・人間性・ヒューマニティー・ヒューマニスティック 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「情味」の意味・読み・例文・類語 じょう‐みジャウ‥【情味】 〘 名詞 〙① 人に訴えるような面白さやよさ。あじわい。おもむき。情趣。[初出の実例]「田地明々絶二点埃一。静中情味実奇哉」(出典:南游集(1364頃)和草庵首座山居)[その他の文献]〔韋荘‐三堂早春詩〕② 人間らしい感情の起伏。やさしさ、思いやりなどといった、他に働きかける豊かな気持。[初出の実例]「稍情味の甘酸を嘗むる者に非れば、則ち与に語るに足らず」(出典:柳橋新誌(1874)〈成島柳北〉二)「何となしに淋しい子供等の生活に一脈の新しい情味が通ひ始めたやうに思った」(出典:鼠と猫(1921)〈寺田寅彦〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「情味」の読み・字形・画数・意味 【情味】じよう(じやう)み 心づかい、おもむき。唐・杜甫〔病後、王倚に遇ひて飲み、贈る歌〕詩 故人の味、に似るもの無し 我をして手脚、(めぐ)るを欲せしむ字通「情」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報