世変（読み）セイヘン

デジタル大辞泉

せい‐へん【世変】

１ 世の中の移り変わり。
２ 世の中の騒乱。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

せい‐へん【世変】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 世の中のうつりかわり。世の変遷。勢変。〔書経‐畢命〕
3. ② 世の中の乱れ。世の変乱。
   1. [初出の実例]「世変誠多。数子何不幸耶。然則豈啻大息而止耳」(出典：東海華集（1437頃）三)
   2. 「世変に乗じて諸方の地を并呑し」(出典：西洋事情（1866‐70）〈福沢諭吉〉二)

よ‐がわり‥がはり【世変】

1. 〘 名詞 〙 時代が変わること。〔文明本節用集（室町中）〕
   1. [初出の実例]「唐世替程の兵乱差起り候」(出典：独物語（1750か）)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【世変】せへん

世の移り変わり。宋・陸游〔月下小酌〕詩　世變、として窮まり無し　敗、手を翻(ほんぷく)するがごとし

字通「世」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」