世子(読み)セイシ

デジタル大辞泉 「世子」の意味・読み・例文・類語

せい‐し【世子/世嗣】

天子諸侯大名など、貴人跡継ぎ。よつぎ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世子」の意味・読み・例文・類語

せい‐し【世子・世嗣】

  1. 〘 名詞 〙 天子、諸侯、大名など、貴人のあとつぎである子。また、あとつぎ。よつぎ。せし。
    1. [初出の実例]「此時世子義持公年十二歳」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)一四・鹿苑院殿百年忌陞座)
    2. [その他の文献]〔王粲‐馬瑙勒賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「世子」の読み・字形・画数・意味

【世子】せいし

天子・諸侯の世つぎ。〔礼記内則〕世子生まるるときは、則ち君沐浴してす。夫人も亦た之(かく)の如くす。皆階に立ちて西)す。

字通「世」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の世子の言及

【世碩】より

…陳(河南省)の人。《世子》21篇を著したと伝えられるが,つとに亡失した。後漢の王充の《論衡》によると,周の時代に,世碩は〈人の性には善なる要素と悪なる要素とがあり,その善性を養い育てれば善人となり,悪性を助長すれば悪人になる〉と述べたという。…

※「世子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android