中之番村(読み)なかのばんむら

日本歴史地名大系 「中之番村」の解説

中之番村
なかのばんむら

[現在地名]川辺中川辺なかかわべ

飛騨川右岸の河岸段丘上に位置し、中川辺村とも称する。北は石神いしがみ村、南は栃井とちい(東栃井)村・下川辺村、西は鹿塩かしお村と山之上やまのうえ(現美濃加茂市)。鹿塩村・石神村・東栃井村はもと中之番村の内であった。旗本大島領で、その屋敷があった。慶長郷帳では「川島中番」と記され、高一千六三一石余。正保郷帳では中番村とあり、高一千四二四石余、田方五七〇石余・畑方五五四石余(計あわず、数字ママ)、ほかに新開畑七七石余・小物成一四石余。


中之番村
なかのばんむら

[現在地名]美濃加茂市山之上町やまのうえちよう 中之番

山之上八ヵ村の一つ。佐口さぐち村の北東加茂川川上にあり、東方は数十メートルの段丘崖の下に川辺かわべの中之番村(現加茂郡川辺町)がある。「濃州徇行記」によれば田方は本田一八町三反余と山田七反余、畑方は本畑九町七反余と山畑三町余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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