中儀(読み)チュウギ

デジタル大辞泉 「中儀」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ぎ【中儀】

朝廷儀式うち白馬あおうま端午豊明とよのあかりなどの節会せちえをいう。六位以上の者が出席する。→小儀大儀

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精選版 日本国語大辞典 「中儀」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ぎ【中儀】

  1. 〘 名詞 〙 朝廷の儀式で、元日節会・正月七日白馬節会・同一七日大射(射礼)・一一月新嘗会および饗を外国使節に賜うものをいう。六位以上のものが列席する。官人すべてが参列する大儀に次ぐもの。
    1. [初出の実例]「中儀〈謂元日宴会、正月七日、十七日大射、十一月新嘗会、及饗賜蕃客〉」(出典延喜式(927)四五)
    2. 「内弁外弁の公卿参列して、誅儀の節会をこなはる」(出典:平家物語(13C前)五)

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