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中国・太平洋島しょ国経済開発協力フォーラム ちゅうごくたいへいようとうしょこくけいざいかいはつきょうりょくふぉーらむ China‐Pacific Island Countries Economic Development and Cooperation Forum

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知恵蔵2015の解説

中国・太平洋島しょ国経済開発協力フォーラム

太平洋諸国との関係を強化するため、中国政府が中心となって開催する協力会議。2006年4月にフィジーの首都スバで第1回会合が開かれた。開会式には中国の温家宝首相が出席し、中国は太平洋諸国へ総額30億元(約450億円)の経済支援を実施すると共に、太平洋諸国の対中債務を帳消しにすると発表した。中国にとっては南太平洋地域での影響力を高める狙いがある。このフォーラムは中国政府が提案したもので、中国による太平洋諸国支援の公式ルートになる可能性がある。もともと太平洋地域は中国と台湾が支持国の獲得競争で火花を散らせており、太平洋諸国からみれば両者の小切手外交によって経済的に潤う仕組みが出来上がっている。域内の国連加盟国12カ国は、中国派と台湾派で二分されており、温首相のフィジー訪問はこうした均衡状態を崩す狙いがある。さらに中国の太平洋諸国進出には、日本が中心となって開催している日本と太平洋諸島フォーラム(PIF)との定例会議「太平洋・島サミット」を牽制する狙いもある。結果的に太平洋諸国は、中国・台湾・日本の三者を天秤にかけながら、経済支援を引き出すことが可能となった。

(竹田いさみ 獨協大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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