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中央地方関係 ちゅうおうちほうかんけい central‐local relations

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知恵蔵の解説

中央地方関係

中央レベルの政治と地方政治は、相互に連動し合って中央地方関係の実質を規定している。その連動の性格については、行政関係から説明されるべき部分と政党の活動や選挙など政治的関係から説明されるべき部分とがある。従来は、機関委任事務見られる法構造や補助金による中央からの財政統制など、行政関係から説明され、地方は中央集権体制の末端であり、自治は空洞化しているといわれてきた。これに対し、政治的関係に焦点を当てて理解しようとする考え方がある。経済発展に伴う社会変化の中で、地方の圧力活動と競争が、中央地方関係に影響を与える度合いが次第に高まってきたと見る。1960年代に始まる地域開発、福祉、環境問題などがその例。99年の地方自治法大改正(2000年4月施行)によって、中央地方関係における地方の影響力と共に自律性が増加する傾向にある、といえよう。

(北山俊哉 関西学院大学教授 / 笠京子 明治大学大学院教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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