中央情報局(読み)ちゅうおうじょうほうきょく(その他表記)Central Intelligence Agency

知恵蔵 「中央情報局」の解説

中央情報局

「CIA」のページをご覧ください。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中央情報局」の意味・わかりやすい解説

中央情報局
ちゅうおうじょうほうきょく
Central Intelligence Agency

国家安全保障会議を通じて大統領に直属するアメリカの国家情報機関。略称 CIA。 1947年国家安全保障法に基づいて創設された。それまで国務,陸海軍各省が個々に行なってきた海外の情報収集・諜報活動を統合し,大統領の直属機関として,対外政策の決定に必要な秘密情報の提供を任務とする。しかし実際には「政治工作」が世界的に知られ,旧ソ連の国家保安委員会 KGBとともに世界を二分して活躍した。イランにおけるモサッデグ政権の転覆工作 (1953) ,キューバ侵攻の失敗 (1961) ,南ベトナムのゴ・ジン・ジェム政権擁立 (1955) および転覆 (1963) などが有名。仕事の性格上「見えざる政府」 the Invisible Governmentと呼ばれ,人員,予算規模は非公開。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「中央情報局」の解説

中央情報局(CIA)(ちゅうおうじょうほうきょく)
Central Intelligence Agency

アメリカの諜報機関。第二次世界大戦中のOSS(戦略業務局)を前身に1947年に創設。諜報活動や秘密工作に従事。イラン(53年),グアテマラ(54年)の反米政権の転覆,キューバ侵攻作戦(61年),チリの社会主義政権の崩壊(73年)などで暗躍。議会は76年にその活動を監視する特別情報委員会を設置した。冷戦後は国際テロ,国際経済の情報収集など新たな活動を展開。

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