日本歴史地名大系 「中岡慎太郎旧宅」の解説 中岡慎太郎旧宅なかおかしんたろうきゆうたく 高知県:安芸郡北川村北川村中岡慎太郎旧宅[現在地名]北川村柏木 沢ノ宮奈半利(なはり)川左岸に沿って村道を遡行、巻(まき)の深淵を過ぎてやや進んだ所にある。県指定史跡。中岡慎太郎は天保九年(一八三八)北川郷大庄屋中岡小伝次の子として当地で出生、若くして庄屋見習をつとめ、北川郷の不作の折には城下に出て家老と折衝、米穀の施与を受けるなどしている。のち武市瑞山の影響で討幕の志士となり、坂本龍馬とともに薩長同盟成立に奔走、慶応三年(一八六七)京都で暗殺された。中岡氏は文政七年(一八二四)北川郷大庄屋として吾川(あがわ)郡八田(はた)村(現伊野町)より転任して当地に居住、その折の当主要七によって屋敷は段段畑下方に石を二段に積上げて建設された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by