デジタル大辞泉 「二番目狂言」の意味・読み・例文・類語 にばんめ‐きょうげん〔‐キヤウゲン〕【二番目狂言】 歌舞伎で、1回の興行の二番目の演目。江戸後期には一番目(時代物)・二番目(世話物)の2演目興行で、のちに間に中幕なかまく、最後に大切おおぎりが入った。二番目物。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「二番目狂言」の意味・読み・例文・類語 にばんめ‐きょうげん‥キャウゲン【二番目狂言】 〘 名詞 〙① 能狂言で第二番目に演じるもの。二番目物。② 歌舞伎劇場で一興行に演ずる二番目の番組。上方では古くは脇狂言の次に演ずるものをさし、ついで、三番続、四番続、五番続などの通し狂言では第二番目をさし、後世、一日に二種または数種の脚本を上演する場合にはその二番目のものをさす。二番目。③ 歌舞伎の世話物狂言の称。多く二番目に演じたところからいう。二番目。二番目物。[初出の実例]「清公今の阿多気の物語の二番目狂言(にバンメキャウゲン)をはなさねへか」(出典:人情本・仮名文章娘節用(1831‐34)後) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例