中木戸(読み)なかきど

精選版 日本国語大辞典 「中木戸」の意味・読み・例文・類語

なか‐きど【中木戸】

〘名〙
入口内側の小さな木戸。庭や露地などに設ける簡単な開き戸の門。
洒落本・水月ものはなし(1758)上「中木戸(なかキド)から、ちゃんちゃんちゃんと拍子木の音」
劇場で、鼠木戸の奥に設けた木戸。見物人はここで、さらに入場料を払った。
※楽屋図会拾遺(1802)上「見物の人鼠木戸にて三十文はらひ中木戸にて二十四文を出す」

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