20世紀日本人名事典 「中村秋香」の解説 中村 秋香ナカムラ アキカ 明治期の国文学者,歌人 生年天保12年9月29日(1841年) 没年明治43(1910)年1月28日 出生地駿河国府中(静岡県) 別名号=不尽廼舎,槐陰雪屋,乾坤廬,今かくれが,松下庵 経歴国学、和歌を松木直秀に、漢学を明新館に学び、のち八田知紀に師事。明治6年以来、教部、内務、文部各省に職を奉じ、のち大学事務官を経て、第一高等中学校教授となり、26年病のため辞す。「新体詩歌集」(19年)に新体詩を発表しており、また「新体詩歌自在」(31年)という新体詩入門書を刊行し新体詩詩人としても活躍。30年宮内省御歌所寄人となる。歌集に「秋香集」(武藤元信編 40年)がある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村秋香」の解説 中村秋香 なかむら-あきか 1841-1910 幕末-明治時代の詩人,歌人。天保(てんぽう)12年9月29日生まれ。中村春二の父。松木直秀や八田知紀(とものり)にまなぶ。新体詩や唱歌の創作で知られる。第一高等中学教授をつとめ,明治30年宮内省御歌所寄人(よりゅうど)となった。明治43年1月29日死去。70歳。駿河(するが)(静岡県)出身。別号に不尽廼舎(ふじのや),槐陰書屋,松下庵。家集に「秋香集」,著作に「新体詩歌自在」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by