内務(読み)ナイム

精選版 日本国語大辞典 「内務」の意味・読み・例文・類語

ない‐む【内務】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 国内の政事に関するつとめ。国内の政務。
    1. [初出の実例]「輓近内務の大書記官に任じ」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四四)
    2. [その他の文献]〔春秋公羊伝注‐隠公二年〕
  3. 警察、土木、衛生、地方行政などに関する政務。
    1. [初出の実例]「内務の吏たりし」(出典:心頭語(1900‐01)〈森鴎外〉旅)
  4. 軍隊で、教練演習以外の兵営内での日常の起居事務、諸勤務などの仕事。
    1. [初出の実例]「其の服務如何は内務の振作に至大なる影響を与ふるものなるを以て」(出典:軍隊内務令(1943)九九)
  5. ないむだいじん(内務大臣)」の略。
    1. [初出の実例]「後藤が、この際内務に当ったのは最も妥当の事で」(出典:東京灰燼記(1923)〈大曲駒村〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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