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中野美保遺跡 なかのみほいせき

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知恵蔵の解説

中野美保遺跡

島根県出雲市で2002年初め、約2000年前(弥生時代中期)の方形貼石(はりいし)墓の上に約200年後(同後期)、この墓を覆うように四隅突出型(よすみとっしゅつがた)墳丘墓が造られたことが分かった遺跡。四隅突出型墳丘墓は四隅がヒトデのように飛び出した形に小石などで形を整えた特異な墓。中野美保にも近い鳥取県の妻木晩田(むきばんだ)遺跡の20基など、日本海側を中心に約90基が確認され、その背後に「政治的連合」などが想定されていた。これまで大陸に類似例がなく源流が分からなかったが、この発見で方形貼石墓の四隅を突出させて発展させた墓制の可能性が大きくなった。

(天野幸弘 朝日新聞記者 / 今井邦彦 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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